北海道・七飯の『あかり農場』山田さん

全国行脚し店舗「旨焼もぐり」で提供する、美味しい食材を探求することをライフワークにしています。
養豚場、畑まで足を運ばせて頂き生産者さんから直接、こだわりを伺いご縁あって契約させて頂くのです。

選び抜かれた餌を与え、最適な環境を整え、手塩にかけて愛情たっぷり切に成長させる姿から、いつも生産背景のみならず、生き様、人生までも沢山学ばせて頂きます。

そんな生産者たちがこだわった最高の食材を届ける「喜び」を受け取り、最高の食材をお客様に提供できる「喜び」となり、お客様が食べて感じる「喜び」。

『喜びの循環』が「旨焼もぐり」の使命、天職だと考えています。

 

道南と豚肉

北海道の南・道南では昔から地域の重要な食材として愛されてきた「豚肉」。

北海道内でもこのエリアは最大の豚生産地であり、その多くは法人などの規模経営によるそうです。

そんな中、2010 年、小さな農場「あかり農場」オープン。 時間をかけゆっくりと育てられ豚肉は歯ごたえがあり、噛み締めるほどに旨味が広がると料理人の間でたちまち話題になったんだそう。

中目黒のイタリアンレストラン『クオーレアズーロ』オーナーシェフからお声がけ頂き、農場主の山田さんに会いに行ってきました。

『ラディコン』ワインと山田さん

毎朝4時からエサづくり

「あかり農場」の豚は近隣農家の規格外野菜や米ぬか、大沼ビール製造やワイン醸造の際に出た絞りかすなどをエサとして与え、化学物質や輸入穀物主体の配合飼料などは一切与えていないんだそう。

通常の食用豚は、配合飼料などで急激に成長させ、6ヵ月ほどで出荷を迎えますが、この農場では 8ヵ月〜1年かけてゆっくりと育てているそうです。

ストイックな山田さんのこだわりいっぱい愛いっぱいに包まれて育った豚たちは最高の環境でのびのび幸せそうでした。