奄美の島ぶた

ただただ豚肉が大好き。豚マニアです。

全国行脚し店舗「旨焼もぐり」で提供する、美味しい食材を探求することをライフワークにしています。養豚場、畑まで足を運ばせて頂き生産者さんから直接、こだわりを伺いご縁あって契約させて頂くのです。

選び抜かれた餌を与え、最適な環境を整え、手塩にかけて愛情たっぷり大切に成長させる姿から、いつも生産背景のみならず、生き様、人生までも沢山学ばせて頂きます。

そんな生産者たちがこだわった最高の食材を届ける「喜び」を受け取り、最高の食材をお客様に提供できる「喜び」となり、お客様が食べて感じる「喜び」。

『喜びの循環』が「旨焼もぐり」の使命、天職だと考えています。

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奄美の島ぶた

「幻の黒豚」といわれる奄美在来種の島豚は、「かごしま黒豚」のルーツだそうです。奄美固有の在来品種は600年ほど前に中国と沖縄から奄美に伝わったとされていて、江戸時代最後の将軍「徳川慶喜公」や鹿児島の偉人「西郷どん」もこの島豚を食べていただろうと言われています。

明治時代にヨーロッパから品種の豚がもたらされ、交配されたことから、純粋な在来品種は一度そこで途絶えてしまったそうです。

現存する各地の島豚は、明治に輸入されたバークシャー種と、この「島豚」をかけあわせて作られたのが起源といわれています。

1980年代に、島豚が絶滅しないよう島外に出されたものが、現在の宮城県や霧島市の黒豚のルーツとなっているそうです。

そんな「島豚」に惹かれ、素敵な自然に導かれ奄美大島に幾度となく足を運ぶようになりました。そして・・・

なんと。島の人たちも見た事が無い、幻の!貴重な!島豚に会えました!

色々と教えて下さる島の方々。ご縁に心から感謝します。

島ぶた『久保精肉鮮魚店』・『大盛屋』